ワーク・ライフ・バランス(WLB)就職企業選択重視点
ワーク・ライフ・バランス(WLB)
人が就職企業を選択するときに何を重視するのか。
昔は給与や休日(週休2日制がほぼなかった)、仕事内容、仕事のやりがいなどが上位にありましたが、
今はそれらの条件はほぼあって当たり前という時代。
今はワーク・ライフ・バランス(WLB)を重視する方が凡そ7割という時代になっています。
ワーク・ライフ・バランス(WLB)とは、仕事でのやりがいや責任を果たしつつ、片方で子育て・介護・自己啓発・休養
などの私生活も充実させ、仕事と私生活の調和(相乗効果)を図る働き方・生き方の考え方です。
単なる自分と家族の時間をつくることや自分の趣味時間を増やすというものではありません。
経済的自立と生活の質の向上を両立させるため、企業はフレックスやテレワーク、柔軟な制度設計を通じて、従業員が望
む生活と仕事のバランスを実現できる会社と社会を目指しています。
ワーク・ライフ・バランスに関して興味深い調査をリクルートワークス研究所がされていましたので、調査内容を参考に
お伝えします。
さて、中小企業の新卒採用は厳しく、2026年卒の求人倍率は従業員300人未満の企業で8.98倍と高い水準となっていま
すが、下記のアンケート結果などから、中小企業が新卒採用や中途採用で大手企業に対抗できる策が見えてくるかもし
れません。
2022~2024年の3年間に離職を経験し、正社員から正社員で移行した人のうち、前職が大企業だった人は、32.6%。
そのうち、4割以上が従業員300人未満の企業へ転職。特に40代ではその割合が6割弱に達しています。経験者が大企業
を離職するにあたってどのような背景があったのか。大企業から中小企業への転職者15名に対するインタビューから、
離職を考える要因が見えてきたとのこと。
1.終わりの見えない業務により続く、日々の残業
社内向きの仕事である社内報告資料の作成が、本来の自分の業務活動である取引先への提案や調整といった業務を一時
的に圧迫し、残業時間が月に70時間から80時間に達する状況が半年ほど続いたとのこと。
そして、それが離職を決断するきっかけとなった。
現在は様々なシステムやAIが導入されて社内に向けての報告業務時間が低減していますが、大手企業でも中堅企業でも
まだまだ効率よい業務が行われていない企業は多い。
2.育児や介護の時間確保が難しい、働き方や人事制度 の変革ができていない
日本は高齢者の国になり、高齢者を支えなければならない年代が40代、50代となり、まさしく課長職以上の役職者が
主となっています。介護を必要とする社員への制度がない場合は離職の理由となります。
また、ライフステージの変化が、従来のできていた働き方を困難にすることも多く、子どもの小学校進学により、
保育園のときのような手厚い子育て支援が受けられなくなる「6歳の壁」に直面することも多いです。
女性の管理職を増やす。女性の活躍できるステージを増やすと言われていますが、上記のような直面する課題を会社
が解決しなかればその実現は厳しい。
時間の融通が利かない働き方を強制する企業では子育てとの両立は難しく、離職する理由になる。
*自身のライフワークバランスの実現を求めて、柔軟な働き方ができる会社を仕事を続けながら探し、「個人の時間」
を取り戻すために転職を決断する人が増えています。
社会情勢や日本の高齢者社会を理解すると、もはや個人の思考云々ではなく、人材確保という観点も含めて、
これらの課題解決策の1つとして早期にライフワークバランスを制度に落とし込むことをしなければならないと感じ
ます。
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