厚生労働省、令和5年若年者雇用実態調査より(令和6年9月25日発表)
厚生労働省、令和5年若年者雇用実態調査より(令和6年9月25日発表)
調査対象
5人以上の常用労働者を雇用する全国17,355 事業所、有効回答数 7,867 事業所 有効回答率 45.3%。
個人調査 調査対象数 22,958 人 有効回答数 13,218 人 有効回答率 57.6%
・上記事業所に就業している若年労働者
(令和5年 10 月1日時点で満 15~34歳の労働者)から事業所ごとに就業形態別に無作為に抽出した労働者
多くの調査結果が出ていますが、採用に関連するいくつかを抽出しご紹介します。
●若年正社員の採用選考にあたり重視した点(調査資料より)
若年正社員の採用選考をした事業所のうち、採用選考にあたり重視した点(複数回答)について採用区分別にみると、「新規学卒者」、「中途採用者」とも「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」がそれぞれ 79.3%、72.7%と最も高くなっている。
次いで「新規学卒者」、「中途採用者」とも「コミュニケーション能力」(74.8%、66.9%)、「マナー・社会常識」(58.6%、58.1%)となっており、積極性や他者との関わり合いの中で円滑に業務を遂行することができる能力、スキルが重視されている。
また、「新規学卒者」に比べ「中途採用者」は「業務に役立つ職業経験・訓練経験」(14.7%、
42.3%)が重視されている。
人材紹介を行っている私の現場感覚から言うと、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」は新卒入社してからの転職回数(自分に合う企業選択スキル)、チャレンジ精神は傾聴を行いながら自分の意見をしっかり周囲に伝える能力と解釈できます。
キャリアシートと面談から企業はそれらを見ようとしてるのではないでしょうか。
「コミュニケーション能力」は単に話を円滑にできるという意味ではなく、相手の意見をリスペクトしながら自分の意見を伝える能力と言えるのではないでしょうか。
●若年正社員の転職希望について
若年正社員が、現在の会社から今後「転職したいと思っている」割合は 31.2%、「転職したいと思っていない」割合は 30.3%となっている。
これを性別にみると、男では今後「転職したいと思っている」が 27.7%、「転職したいと思っていない」が 32.6%、女では今後「転職したいと思っている」が 35.1%、「転職したいと思っていない」が 27.8%となっている。
年齢階級別にみると、今後「転職したいと思っている」は「20~24 歳」層が 35.0%と最も高くなっている。
この調査から見えるのはどちらでもないと回答している方々を潜在転職社層とみると、男性は約67%、女性は約72%で女性の方が何らかの転職志向があるという結果となっています。人間関係、仕事内容、職場環境に問題があると思われますが、女性の職場環境改革が必要と言えます。
因みに調査結果から若年正社員の転職希望理由を抽出すると、「賃金の条件がよい会社にかわりたい」が 59.9%、「労働時間・休日・休暇の条件がよい会社にかわりたい」が 50.0%と高くなっています。
日本の45年ほど前には転職文化がまだ定着しておらず、30年前、20年前では転職理由に「仕事内容が自分に合わない」が上位にあり、転職先企業の選択重視視点の上位には「自分に合う仕事内容がある会社」がランクされていました。
令和になり一層の意識変化があり、企業は多様な魅力を自社に持つことが必要になってきてると言えます。
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