新入社員意識調査2022 働きたい職場は「お互いに助け合う」が過去最高!
新入社員意識調査2022 働きたい職場は「お互いに助け合う」が過去最高!
少し前の調査結果ですが、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが調査した「新入社員意識調査2022」結果からお伝えします。2022年3月~4月に全国で開催した新入社員導入研修受講者525名(調査1)、2021年12月~2022年5月に開催した新入社員向けeラーニングサービス受講者1,672名(調査2)に対し、「新入社員意識調査2022」を実施されています。
● 働くうえで大切にしたいことについて、「仕事に必要なスキルや知識を身につけること」がトップ(49.0%)で10年前と比較し11.5ポイントUP、「周囲との良好な関係」が過去最高(45.0%)、「何があってもあきらめずにやりきること」が過去最低(13.9%)(調査1)
上記をみて思うのは、諦めずに「仕事に必要なスキルや知識を身につけること」ができるのかということ。私見ですが「諦める」とは自分の限界に挑戦して明らかに極めた人が初めて言えることばではないかと思っており、極めたところに高いスキルが見えてくると思うのです。
● 働きたい職場の特徴について、「お互いに助け合う」が10年前と比較し20.6ポイントUPし過去最高(69.7%)「ルール・決め事が明確」は過去最低で10%を切る(8.6%) (調査1)
調査開始以来、「お互いに助け合う」がトップ (10年前と比較し選択肢の中で最も大きな伸び率、10年前と比較して20.6ポイントUPし過去最高の69.7%)とのこと。
20%以上の伸びです。個人で仕事をするのではなくチームでする。あるいは寄り添う先輩や同僚がいる環境が大事ということでしょうか。益々PM、PL的なキャリアが求められます。
● 上司に期待することについては、「相手の意見や考え方に耳を傾けること」がトップ(54.1%)で過去最高(調査1)これから身につけたい力について、調査開始以来、「コミュニケーション力」が継続してトップ(61.1%)
医療の世界でもそうですが、傾聴が大切ということになります。
相手の話を聴いて気持ちを共有することが大切になります。また身につけたい力は「コミュニケーション力」がダントツの1位。頷けます。
● 管理職になりたい・どちらかと言えばなりたい(55.6%)がなりたくない・どちらかと言えばなりたくない(12.8%)を上回りました
(調査1)
しかしながら凡そ半数が管理職に対して興味がないともいえ、管理職の魅力が非常に高いとも言えません。若手社員のモチベーションを保つ動機として昇進昇格というものがどれほど力を発揮していけるのか、大きな疑問です。
● 仕事をする上で重視することについて、トップ2は「貢献(31.9%)」と「成長(28.4%)」。「競争」は過去最低の1.4%(調査2)
貢献とは会社や人、社会などへの貢献になると思われ、自分以外をイメージします。
成長とは逆に自分自身の成長であり、個に対する思いとなります。
このあたり私的にはバランスある結果と思います。
40年前の新卒者アンケートでは、会社選択の優先順位1位は「仕事内容」2位は「やりがい」などという懐かしいキーワードだったと記憶します。
その当時と比較しますと、自分や家族という存在がイメージできる調査結果だと感じます。
どのようなライフデザインを描くのか多様な人が多様な考え方で仕事をしますので、企業も様々な選択肢を社員に提供できる環境が必要になってくると思います。
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