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2021/08/29

8月1日より雇用保険の基本手当日額の上限額等が変更になりました。

雇用保険では、離職者の退職前の賃金に基づいて基本手当日額を算定して、基本手当の額を決定する仕組みになっています。
この賃金日額については上限額と下限額が設定されており、「毎月勤労統計」の平均定期給与額の増減により、その額が変更
されます。
今回、2021年8月1日より基本手当日額に関し、以下のとおり変更され実施されています。

1.基本手当日額の最高額の引下げ
基本手当日額の最高額は、年齢ごとに以下のようになります。
(1) 60歳以上65歳未満 7,186 円 → 7,096 円(-90 円)
(2) 45歳以上60歳未満 8,370 円 → 8,265 円(-105 円)
(3) 30歳以上45歳未満 7,605 円 → 7,510 円(-95 円)
(4) 30歳未満     6,845 円 → 6,760 円(-85 円)

2.基本手当日額の最低額の引上げ
2,059 円 → 2,061 円(+2円)

前回の変更と比較をすると1.の最高額は大幅に引き下げられる結果となりました。
コロナ禍の景気動向を受け引き下げられたと思われますが、失業者の方々の生活
の安定を考える時厳しい決定といえます。

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