加速するネット関連・IT業界。減速するシニア市場とその将来。
日本経済団体連合会が2020年8月5日に「2020年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)」を発表しました。
コロナの影響を受けた夏季賞与考課期間ですが、総平均901,147円(△2.17%)という結果。
更に本年年末の賞与支給金額が予想できないこともあり、今後は消費者の財布が固くなるのは筆致。
車業界は年末商戦を待たずに9月の車販売合戦で低金利戦略合戦となり各社顧客獲得に賢明です。
片方で今回のウィズ・コロナの影響で企業はリモートコミュニケーションが必須となり、車業界の低金利販売合戦を横目に品薄
になる商品も多い。
また大容量が必要とされる高度なオンラインゲームやVRも室内でできるということで周辺機器の需要は高い。
You Tubeではシニアやミドル向けの旅動画のアクセス数は増加傾向で実際に旅行に行けないシニア層がアクセスしていると思われます。
旅行や体験教室、介護やスポーツジムなど、シニア層によって支えられてきたビジネスは、一時的ではあるものの減速する可能性が高く、
それら業界に関与する企業は回復時迄顧客をどうやって繋ぎ止めるのかが課題と思われます。
シニア層の動きが鈍くなることは、新規顧客の獲得が弱くなってしまうことにつながりますが、反面、競合他社へ自社顧客が流出する
機会が減ることになります。
今まで以上の顧客満足を得られる囲い込み企画やコンテンツ作りをしっかりおこなえば、先々安定した売上を確保できるようになる
可能性があると思います。
目前の危機を脱出することが先決であるものの先を見た戦略を考えて明るい話題をつくれたらと思います。
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