初任給に惑わされず、自分がしたいことを見極めた就職を!
経団連が2019年4月入社の初任給を発表。大手企業中心の給与となりますが、
大卒者217,981円(+4,238円)、短大卒者183,294円(+2,519円)、高卒者(事務系)
170,932円(+2,540円)大学院卒235,888円(+3,237円)でした。
かっこ内は昨年比なのですが、ここで気づくのは上昇額が大学院卒より大卒が上回り、
短大卒者より高卒者事務系の方が高いということです。
昨年の基本給ベースに一律の上昇率で算出した給与を加算したのではなく、何かし
らの考えが各企業にあったということになります。
現在はとにかく大都市を中心に人不足で、特にサービス業は絶対数が足りません。
またオリンピックを前に活性する業界は転職が容易にしやすくなり給与が高い会社
(大手・中堅)へ移る傾向があります。
中小企業はそのあおりを受けて益々人材不足になっています。
そのような中、在籍人数が多い4年制大学卒業者、高校卒業者へのPRは大手企業にとっ
て必須で、初任給上昇はそのPRの1つと言えます。しかしながら、私の経験では景気や
人不足は継続しませんので、学生の皆さんには、中長期の展望を睨みながら、自分は
何をしたいかをしっかり見極めてより良い企業へ訪問して欲しく思います。
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