2018年6月1日付就職内定状況について
下記の資料は株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 大三)・就職みらい研究所(所長:松浦 太郎)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象にした「就職プロセス調査」を使用しています。
優良な人材を必要とする企業は、若者人口が減る中、新大卒者採用を今まで以上に加速する必要がある。そのような背景を受けて内定状況がどう変化しているのかは興味あるところです。
下記を見ると企業側の採用欲は内定率の高さに表れている。ライバルとなる企業が早期内定を出した際に自社が内定を出していない場合の学生の動向は各人ばらつきがあるものの、凡その希望会社から内定が出れば、就職活動の実施頻度は急速に変化することは間違いないと思われます。
そのような背景から他社に遅れることなく各社早期内定を出していると思われます。
また、下記グラフの就職活動実施状況より早い段階で学生が満足する企業から内定をもらっており活動自体を停止している様子もうかがえます。
過去に18歳人口問題に触れてきているが、採用市場から人材そのものの数が消えていく将来を受けて、新卒はもとより中途採用の激化が予想されます。
また海外からの採用者の増加も見込まれると考えられます。
「就職内定状況(速報値)」について
6月1日時点での大学生の就職内定率(速報値)は69.0%
前年同月の61.9%と比べて7.1ポイント高い ※大学院生除く
6月1日時点での就職志望者のうち、就職内定率(速報値)は69.0%で5月1日時点の42.7%と比べて26.3ポイント高かった。また、前年同月の61.9%と比べて7.1ポイント高かった。
就職志望者における就職内定率の推移 大学生_全体(就職志望者/単一回答)
「就職活動実施状況(速報値)」について
6月1日時点での大学生の就職活動実施率(速報値)は65.5%
前年同月の73.6%と比べて8.1ポイント低い ※大学院生除く
6月1日時点での就職志望者のうち、就職活動実施率(速報値)は65.5%で5月1日時点の87.5%と比べて22.0ポイント低かった。また、前年同月の73.6%と比べて8.1ポイント低かった。
就職志望者における就職活動実施率の推移 大学生_全体(就職志望者/単一回答)
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