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2016/04/30

クマが桜を温暖化から守る!!

クマが桜を温暖化から守る!!なんてキャッチを見ると、自然に興味ある方は何だなんだとなるに違いありません。

4月27日にプレスリーリースされた記事を読んでクマ好きな私は鳥肌モノでした。自然界で動植物を観察している者ならば薄々は感じていた標高方位の種子散布。つまり種子が平行移動でなくどれだけ高標高、或いは低標高に移動しているかです。植物はハリーポッターの映画に出るように基本大きな移動はできません。されど、温暖化に代表される気温や湿度の変化に対応し子孫をつながなければなりません。そこで重要な働きをするのが大空を飛ぶ鳥であったり、自らの意思でより生活しやすい環境に移動する動物たちです。

詳細は記事を参照してください。クマたちが気温の上昇、下降に伴い植物の種子を運んで、植物たちの子孫を絶やさないようにしているのです。知恵と教養をもつ人間が果たして何をしているのか寂しくもなります。概要を私が加入する機関からきたメールから抜粋させていただきます。

概要

自ら動けない植物は、生育に適した環境を求めて移動するために種子散布を 行います。これまで、植物が種子をどれくらい遠くまで散布しているかに注目が集ま り研究が行われてきました。しかし、水平方向の種子散布は精力的に研究されてきた ものの、標高方向の種子散布、つまり種子がどれだけ高標高あるいは低標高に移動し ているかを評価した研究はありませんでした。本研究では、植物の種子の酸素安定同 位体比に着目することで、種子の移動した標高差(標高方向の種子散布距離)を求め ることを可能にしました。本手法を野生のサクラ(カスミザクラ)に適用し、サクラ の主要な種子散布者である哺乳類の糞から種子を抽出・分析したところ、ツキノワグ マによって標高の高い場所へ種子が散布されていることが明らかになりました。この ような、 高標高への種子散布は、種子がより気温の低い場所へ移動したことを意味 するため、ツキノワグマは結果として野生のサクラを温暖化による生息地の縮小から 守る上で極めて重要な役割を果たしていることが分かりました。

http://www.tuat.ac.jp/disclosure/pressrelease/20160408113238/20160422095628/

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