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2013年1月に作成された記事

2013/01/08

2013年 明けましておめでとうございます。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます

旧年中は大変お世話になりましてありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、年末年始のお休みは皆さま如何お過ごしでしたでしょうか。ひょっとすると、大役を終えた前総理大臣が一番の休息を取られたかもしれませんね。

私は自然の中に入り込むことが好きであり、激寒の山に入り込んだり、ロードレーサーでヒルクライムを楽しんでおりました。しかしながら、頭の中からは本年の景気動向が離れませんでした。

 

干支の相場格言では「辰己天井」と言われるのですが、歴史を紐解くと、1929 年NY大恐慌、1941 年真珠湾攻撃、1953 年スターリン暴落、1965年には証券不況の大底、1989年大天井など、相場の転換点が巳年にあたっており微妙な年となります。本年はどうでしょうか。

 

また、今年は、出雲大社で60 年ぶりに修復中の本殿へ御祭神を遷座する「大遷宮」、伊勢神宮の「式年遷宮」(20 年ごと)で新しい正殿にご神体をうつす「遷御」が行われる年にあたり、不謹慎ながら神頼みを目いっぱいしたいところであります。是非とも、停滞感を払拭する転換の年となってもらいたいです。

 

2013年に思うこと】

2013年は、前年にアメリカを筆頭に主要国で大統領選などが終わり、新たな国のリーダーによる本格始動の年となります。

国内では、再度安部内閣が誕生し、鼻息荒く内需拡大を進めるようです。果たして7月の参議院選挙までに、安部内閣が何を実行するのかが見ものです。

また、日銀の白川総裁の任期が4月までとなっており、どんな駆け引きをもって安部内閣が戦略を構築するのかが注目されます。

 

あと、中小企業金融円滑法が3月までとなっており、また、65 歳までの就労機会創出のため改正された「高年齢者雇用安定法」が4月施行予定となります。

中小企業への融資活動が鈍化し、片方で65歳までの就業を促進するという意味が何を物語るのかは明白で、中小企業のかじ取りは益々厳しくなるのかもしれません。建築業界、自動車業界、住宅業界というBIG3の業界がどう立ち直るのかが肝でありますが、中小企業の多くはこれら業界と離れたところで業務しており、直接的な景気回復は時差をもって進むのだと思われます。

先ずは景気の「気」というところに注目して、国民全員が明るい前向きな気持

ちをもって日々過ごすことが大切なのかもしれません。

 

証券業界では東証・大証が合併実現し持株会社「日本取引所グループ」が設立されます。7月には現物株市場が東証に統合される見通しで、期待先行で上がっている株式市場や復調しつつあるIPO市場には是非とも順調に推移して欲しいところです。

 

国家行事の色も濃いオリンピック誘致は、9月の決定まで動きが活発化しそうです。東京、イスタンブール、マドリードなど候補地は多いですが、多分に政治的な要素も強いオリンピックがどこに決まるのかで世界が日本をどう見ているのかが分かる気もします。

 

東京ディズニーランド30周年、歌舞伎座建替え竣工、東急東横線が渋谷駅で地下鉄副都心線との相互乗入れ予定、旧東京中央郵便局跡地の高層ビル「JP タワー」オープンと、この辺りが今年もホットなエリアになるのは間違いないところですが、見事に東京集中であり、地方に風が吹くことはなさそうです。

東京にこれ以上人口が集中して、超高齢化都市になった時に想像もできない医療危機が訪れることを本当に考えている政治家がいないことがリスクヘッジ無き日本を感じます。中国の北京、上海にならないように今から手を打つべきでしょう。その為には地方にどう人を移動させるのか、或いは東京に集中しない策をどう講じるかが重要となります。

 

本年も言いだすと多様なことがいっぱいあります。

しかしながら、今をしっかり生きるをモットーに本年も皆さまのご支援をして参りたいと思います。

本年も皆様にとりまして幸多き一年でありますことをお祈りいたします。

 

株式会社コア

代表取締役社長 三上良次

Core2013


 

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