先を見た自分キャリアの作り方
不況でも必要な人材とは? 昨年秋以降の景気は異常ともいえるものであるが、当社の顧問先を含み元気な会社も多数存在する。 このような時期に人材を採用する企業には2通りの背景がある。 1つ目は、自動車や建築業界の余波を受け低迷する企業群の中にありながら攻めの積極採用をする企業群。 好景気にもよく見られる、同業との競争優位性確保のために必要な優良人材の採用。 高業績の際には積極的に人材採用する企業が多いが、不景気時の今はコストセーブの筆頭に上げられる人員削減に同調した形で中途採用はほとんど見られなくなる。 しかしながら、バブル崩壊の時と違う動きをする大手企業も今回は数多く見られる。 少ない営業チャンスを確実にモノにするため、いかに競合他社との優勢性を持てるかに絡む人材を採用している。 まさにピンポイント採用である。 不況時に企業は何を考えて、どのような人材であれば必要とするのか? 不況に強い職種はという単純なものでなく、企業リスクの観点から企業戦略をシミュレーションし、そこに必要な仕事をイメージすることができれば、先を見た自分創造ができるかもしれない。 2つ目はアメリカを発端とする不況をまったく感じさせない業界もある。当社の顧問先のいくつかがその業界である。 景気に左右されず、読める売上げと利益があれば戦略はたてやすい。 人材というテーマで絞るのならば、売上げにつながる顧客との接点になる人材強化が優先順位高く考えられる。 営業であれ、サービスであれ目的はニアリーで「顧客満足UP」である。 言葉自体は古くなりつつある「顧客満足」であるが、これはあらゆる業界のキーワードであることは間違いない。 顧客満足度の貢献や実績を具体的に経歴書に書ける人材は進展地での活躍が直にできると思われる。 大事なことは成功した具体な経歴を書けるかである。 抽象的な「顧客満足の確立に貢献に成功」なんてことばでは何のPRにもならない。 経歴書に書き込めるだけのプロの顧客満足度UPのキャリアを戦略的に作り上げることが今後のビジネスマンに求められる仕事の有り方であるともいえる。 いずれにせよ、ビジネスマンは取り戻すことができない今時間を有意義に課題をもって過ごすことである。 これからのできるビジネスマンは自分のキャリア、経歴を戦略的に先を見て描けるようになることこそが自分のしたい仕事につける秘訣と思ってほしい。
箸休め話
この写真は私が大好きなアンコールワット群にある寺院の景色を切り取ったもの。
2009年の当社年賀状にも使用したが果たしてどこを見ていらっしゃるのか。
日常の荒波を忘れさせるクリスタルな空間であった。
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