貴方の「夢」を知らなければ「天職支援」はできない。
エグゼクティブな人材に特化した人材紹介会社CORE EXECUTIVE誕生の訳
1970年代の転職事情
私は28年ほど前に人材業界に身を投じましたが、その当事の企業は殆ど新卒採用重視で、中途採用に対して積極的ではありませんでした。私が中途採用事業に携わった当時の営業場面では、しばしば「わが社は新卒だけの企業だ!中途採用などは考えていない!」という怒りをかったり、灰皿を投げつけられるというぐらい中途採用に後ろ向きな社会だったのです。
中途採用手段も限られており新聞の求人欄がメインという時代です。世間的にもだれかが転職すると聞くと決していい意味で捉えられることはなく、ある種引け目を感じての転職となっていました。もちろん、求人誌が本屋さんで並ぶという姿は日常ではありませんでした。また実際、中途採用で募集される職種やポジションは現在のように多様でなく、役職も管理職は殆どありませんでした。
当時は転職雑誌の創刊に携わっていましたが、中途求人を集めることはもちろん、応募者を獲得することさえ困難な時代でした。お金をいただき求人をいただいた企業様に応募者が少しでも来るように、電車の中、公園のベンチ、喫茶店などにあたかも忘れたように自分達が作り上げた求人誌を置いて注目度を上げようとしたものでした。それほど転職というものが後ろ向きに捉えられていた訳です。
しかし、そのような時代も過ぎ、景気が良くなるにつれ新卒者だけでは採用予定人数を充足することはできず、徐々に中途採用が積極的に行われるようになったのです。求人誌も月間から隔週間になり、ついに週刊誌にまで成長を遂げました。この時代を迎えるまでの厳しい数年間は「中途採用という採用手段がいつか企業にも認められ、必ず社会に受け入れられる。それまでは絶対に諦めない!」という純粋な中途採用事業に対する熱意と人材ビジネスが好きになる自分が支えていたと思っています。
中途採用が日本にまだ定着していない厳しい時代に、毎日100社以上の企業を回り、「中途採用」「転職」は企業にとっても、人にとっても重要であると説いた自分があったことが、今の自分を作り上げたと思っています。
次回は技術者専門求人誌誕生!を書こうと思っています。
28年の人材ビジネスの経験をもつCORE EXECUTIVEに是非コンタクトを!
いい出会いがきっと有ると思います。
www.core-consul.co.jp/executive
CORE Group 代表:三上良次
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